みなさん、ごきげんよう YUKOです。
２０１７年も残りわずかとなりましたね。この一年を振り返り最初に思い出したのは一昨年前の年末に参加したカリフォルニア・サンタクルーズの山奥にあるMount Madonnna Instituteで過ごしたNew Year’s Yoga Retreatです。
Be the light
と名付けられたリトリートは年末から元旦にかけて、早朝のアラティと呼ばれる火の儀式から始まり、朝は浄化法やプラーナヤーマ＆メディテーションとアーサナクラス、午後からは選択講座を受けて、夜もアラティやマントラチャンテイング、キールタンや瞑想と５日間ヨガと共に過ごしました。
今年もその時期を迎え、その時に感じた光（be the light)を思い出しています。私たちの生活はいわゆるチャレンジの連続です。それはいつも暗闇から光へと流れていきます。悲しみから喜びへ、ある時はその反対の方向へと流れていきます。
冬の一番暗い日ー冬至（winter solstice）は一日で一番長い夜と一番短い昼となります。今年は１２月２２日が冬至で、そこから約一か月後の大寒まで寒さが厳しくなります。寒さは増していきますが、反対に少しづつ日は長くなっていきます。そのためこの時期は振返りをするのにとても良い時期です。それは自然の流れにまかせながら内観をとおして自己を見つめるのに適した静かな時間が持てるからです。冬の暗い時期にはもしかしたら集中が過度に高まり、その状態で内省するのは厳しく感じるかもしれませんが、それもまたすばらしい経験でもあります。
暗闇と光の関係はヨガの古い教えにも出てきます。蓮の花はその関係性のシンボルとして登場することがあります。蓮は暗く濁った水の中で成長し、そのつぼみは華やかな花を咲かせます。暗く澱んだ陰気な水の中の根っこ（roots）の存在なくしては、燦然たる光を放つ花の拡張や展開は不可能なのです。
私からみなさんへの提案があります。私と一緒に、このあと何日か（１日でも）時間や日数を決めて自分の内側を覗く旅に出ませんか。自分の感情を沈思しその中で静かに過ごすのです。そしてまるで自分へと愛を注ぐようにあるがままにそれを見つめ、必要でないものは手放して地球へと返します。１日の中で少しの時間、またはまとまった時間をとりパワフルなヨーガの旅へ出てください。この旅はたとえ家族や他の方と過ごしている方でも参加することができます。
自然界ではこの時期にたい肥を蓄え、土を肥やし春への準備をしています。私たちも心の大掃除をしながら余分なものを手放し、豊かで芳醇な土を残し春に向けて種をまく準備をするのです。
さあ一緒に準備をしましょう！暗闇から光へと。２０１７年から２０１８年へと。冬から春へと。